ICTを活用しためまい診療の取り組み
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- 伏木 宏彰
- 目白大学耳科学研究所クリニック 耳鼻咽喉科 目白大学保健医療学部 言語聴覚学科
書誌事項
- タイトル別名
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- Information and communication technology (ICT)-based management of patients with dizziness: Challenges in telemedicine and online medical care
- ―遠隔医療・オンライン診療に向けての課題―
説明
<p>めまい・平衡障害の原因は診療科の枠組みを超えて多岐にわたるが,内耳・前庭神経の障害により生じる末梢性めまいの占める割合は高く,耳鼻咽喉科には他の診療科からめまい患者を紹介されることも多い.耳鼻咽喉科医師は平衡障害を的確に診断し適切な治療を提供することで患者や医療者の期待に応えることが望まれる.</p><p>近年,スマートフォンやタブレット型端末などの普及とデータ通信技術の発展によりInformation and Communication Technology(ICT)技術が急速に普及している.我々は,めまい診療の普及と地域めまい診察力の向上を目的として,スマートフォンやタブレット型端末をベースとした,診療支援アプリケーション(アプリ)やデバイスを開発してきた.今回,支援アプリ・デバイス開発と国内外の先進事例を踏まえて,遠隔医療・オンライン診療のイメージを描き,めまい診療においてオンライン診療が円滑に行われた場合の患者側と医師側のメリットと普及のために障壁となる課題について検討した.</p>
収録刊行物
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- Otology Japan
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Otology Japan 32 (2), 177-183, 2022
一般社団法人 日本耳科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390575683445769088
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- ISSN
- 18841457
- 09172025
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可