バーバートン緑色岩体における隕石衝突起源スフェルールの探索
書誌事項
- タイトル別名
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- Search for meteorite impact origin spherules in the Barberton greenstone belt
説明
<p>地球上の主要な隕石衝突イベントの最古の記録は、バーバートン緑色岩体における古太古代のスフェルール堆積層(S1-S8)とされる。しかし、この地域は広範な変成・変質作用を受けており、元のインパクターの物質科学的性質を明らかにすることが困難である。さらに、火山噴火で形成されたスフェルールとの岩石学的類似性から、その隕石衝突起源を疑問視する研究も存在した。その後、S2-4層の岩片からCV炭素質コンドライトに類似した54Cr組成が得られ、これらの層が隕石衝突起源の噴出物で構成されることが確認された。これに対し、本研究では、堆積層の岩片から「スフェルールのみを掘削抽出」し、「詳細な鉱物組織観察と高精度 Cr–Ti 安定同位体比分析法を組み合わせる」ことで、インパクターの宇宙化学的性質を最新の手法で明らかにする。</p>
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 180-, 2022
一般社団法人日本地球化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390575751443492736
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可