希土類元素安定同位体比を用いたpH指標の開発

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タイトル別名
  • Stable isotopic fractionation of REE as a potential pH proxy

抄録

<p>水の性質を示す最も重要かつ基本的なパラメータはpHと酸化還元電位(Eh)である。pHとEhは水中における元素の挙動(溶解・沈殿)をコントロールし、水を介したエネルギーと物質の移動を支配する。これまでに酸化還元指標は数多く確立されているものの、全pH範囲に利用可能なpH指標は現在のところない。本研究では(i) Ce同位体分別が溶存化学種に依存し(Nakada et al., 2017, GCA)、(ii) REEは相互に類似した化学的性質を持ち、(iii) REE溶存化学種はpHと溶存炭酸濃度に依存することに着目し、REEのうちNdとYbの安定同位体比を全pH範囲に利用可能なpH指標として確立することを目的としている。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390575751443546368
  • DOI
    10.14862/geochemproc.69.0_77
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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