重症先天性心疾患のある学童の発達に関する母親の認識

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タイトル別名
  • Mothers’ perceptions regarding the development of school-age children with severe congenital heart disease
  • ジュウショウ センテンセイシン シッカン ノ アル ガクドウ ノ ハッタツ ニ カンスル ハハオヤ ノ ニンシキ

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抄録

<p> 重症先天性心疾患のある学童の発達に関する母親の認識を明らかにすることを目的に、母親12名へ半構成的面接を行い、質的帰納的に分析した。重症先天性心疾患のある学童の母親は【コミュニケーションがうまくいかない】などの社会性の遅れや、【栄養を十分に摂れない】などの身体的な発達について気になっていた。また、発達の遅れや偏りがあることは学校生活の中で支援を受けて【良くなってきている】などと受け止めていた。発達について気になることやそれらの受け止めを経て母親の認識は、【子どもの個性に合わせる】こと、【子どもの可能性への期待】へと移り変わっていた。重症先天性心疾患児の支援においては、継続した発達フォローにより信頼関係の中で保護者が子どもの発達の遅れに気付き戸惑う時に相談相手となり、子どもへのかかわり方についてともに考えていくことが求められる。</p>

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