携帯型スマートデバイスを使用したAR乳房再建術中支援システム
説明
<p>乳房再建術において,乳房形状の整容性の評価法については医師の主観的評価が主流であり,客観的評価方法は未だ確立されていないという課題がある.本研究室では三次元計測センサKinectV2(Microsoft社)を用い,乳腺切除前と再建中の乳房の3Dデータを計測して局所の体積差情報を形状差二次元画像として患者皮膚表在に投影して医師に提示するシステムを開発した.臨床現場での評価においてこのプロジェクションマッピングの有用性が示された一方, 手術室での機器設置が煩雑であり臨床導入のハードルが高いという課題が明らかとなった.そこで本研究ではプロジェクションマッピングに代わり,携帯型スマートデバイスを用いて現実視野の患者乳房切除位置に形状差3Dデータを重畳するAugmented Reality(AR:拡張現実感)型の乳房再建術中支援システムを開発することを目的とする.スマートデバイスとしてLenovo Tab P11 Proを使用し,カメラで乳房付近に提示した二次元マーカを撮影するとカメラ映像中に形状差3Dデータを重畳するアプリケーションを開発した.重畳した3Dデータはタブレット画面内での移動,回転,拡縮機能を実装した.システム評価としてマネキンを用いた評価実験を行い処理時間1分以内,操作後のレジストレーション誤差20mm以内を確認した.本システムの省スペースな臨床現場への導入可能性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 生体医工学
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生体医工学 Annual60 (Abstract), 159_1-159_1, 2022
公益社団法人 日本生体医工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390575751452609920
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- ISSN
- 18814379
- 1347443X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可