中学校化学分野におけるデジタル端末と3Dプリンタ教材を用いた授業実践
書誌事項
- タイトル別名
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- Chemistry Classroom Practice in Junior High School Using Digital Devices and 3D Printer Teaching Materials
- ~Focusing on Crystals in “Properties of Aqueous Solutions”~
- ~「水溶液の性質」における“結晶”に着目して~
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説明
<p>GIGAスクール構想による1人1台のデジタル端末が全国の小中学校で整備され,令和元年の「中学校教材整備指針」において3Dプリンタが含まれるようになったりするなど,教育現場のデジタル環境の改革が進んでいる.本研究では,デジタル端末や3Dプリンタ教材を活用して,中学校理科「水溶液の性質」の7回の授業実践を行った.この7回の授業において4つの工夫を行った.1つ目は,毎時間の授業の振り返りを,Chromebookを利用して行ったことで,2つ目は毎時間の授業にデジタル教科書を利用したことである.3つ目は再結晶の実験での結晶の顕微鏡観察でChromebook 端末によるコリメート法を導入したことである.4つ目は“結晶”の語句を学習した際に,3Dプリンタで作成した結晶の外形の模型を配付したことである.授業の振り返りを分析して,どの回でも”理解できた”あるいは“よく理解できた”の回答の割合が8割前後であり,全体として理解度が高い授業であった.</p>
収録刊行物
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- 日本科学教育学会研究会研究報告
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日本科学教育学会研究会研究報告 37 (2), 33-36, 2022-12-03
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390575751452733696
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- ISSN
- 18824684
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可