授業感想文を用いたオンライン授業の効果性に関する検討

DOI
  • 小山 久子
    大阪芸術大学 初等芸術教育学科 武庫川女子大学大学院 臨床教育学研究科 博士後期課程

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Effectiveness of Online Classes Using Class Reports
  • Comparison Between Online and Face-To-Face Classes Using Text Mining and Statistical Analysis Tools
  • ―テキストマイニングと統計分析を用いたオンライン授業と対面授業の比較―

抄録

<p> 本研究の目的は,[道徳指導法]の授業を対象に,2020年度のオンライン授業において,2019年度の対面授業と比較し,授業のねらいが実現したかどうか(授業の効果性)を分析・考察することである。そのために,限定的なデータではあるが,毎授業時に感想文を収集し,テキストマイニングと統計分析を活用する。まず,抽出語リストと共起ネットワークによる分析から,授業回の全体において,履修者が何を学ぶことができたかについて比較・考察した。その結果,両年度とも授業に前向きに取り組む履修者の思いを概観することができた。次に,各[授業回]と授業のねらいを表す[コード]とのクロス集計を行い,[授業回]の全体と[コード]の関係をχ2検定によって確認した。さらに,各[授業回]と[コード]の個別の関係性について,残差分析を用いて明らかにした。結果として,オンライン授業においても,授業回ごとの授業の効果性は,対面授業と概ね同程度であることが確認できた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390575805130914304
  • DOI
    10.14949/konpyutariyoukyouiku.52.66
  • ISSN
    21886962
    21862168
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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