UAV写真測量の上限精度の目安としての多視点三角測量の分散評価式

書誌事項

タイトル別名
  • VARIANCE FORMULA OF MULTI-VIEW TRIANGULATION FOR EVALUATING MAXIMUM PRECISION OF UAV-BASED PHOTOGRAMMETRY

抄録

<p> UAV写真測量の難点として,精度の事前予測が難しいことが挙げられる.本研究ではこれを補う取り組みの事始めとして,UAV写真測量における3次元点群や検証点の座標推定精度(推定値の分散すなわちばらつきの小ささ)について,単純な状況における上限の目安を与える理論式を新たに導き,その性質を論じるとともに数値例を示した.これらの式は,画素数・焦点距離・対地高度・隣接画像重複率などの撮影の設計変数に基づき,点群・検証点の座標推定の本質である多視点三角測量に関する水平・鉛直方向の分散を評価するものである.現時点では非常に単純な状況を対象としているが,このような式は,撮影・解析計画が要求精度に照らして,少なくとも成功の見込みの全くないものではないことを,簡易的に事前判断する際の参考となることが期待される.</p>

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