元アスリートのスポーツ参加(キャリアサポート)の現状と問題把握

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タイトル別名
  • Understanding the facts and tasks of athletes participating in sports after retirement (career support)

抄録

<p>スポーツに幼い頃から触れ、多くの時間をスポーツ活動に投資したであろうトップアスリートは、引退を迎えたのち、いかにスポーツと関わりを持っているのか。引退後、自分自身の専門競技でコーチを目指す、または普及活動を行うといった形で、スポーツに携わり続けるケースもある。しかし、これらは自分自身がスポーツを継続するという生涯スポーツの観点で言えば、必ずしも該当しない。本シンポジウムでは、オリンピアンが自身の専門スポーツを引退後も愛好している割合が2割弱と、一般の方に比べて低いという笹川スポーツ財団の調査結果を示し、その要因の仮説として、競技引退したトップアスリートが競技から離れた事例(選手A)を紹介する。選手Aは、日本代表としての活動に誇りを持って競技生活を送ってきた背景があり、引退後は「これまでの競技レベルでなければ自分はやれない」という考えを示した。このようなアスリートを含む生涯スポーツ社会の実現のためには、競技引退時に、自身にとってのスポーツの意義や価値を再定義する必要があると考えられる。これをアスリートのキャリアに関する課題と捉え、当日はフロアの皆様と共に議論を深めたい。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390575982086590848
  • DOI
    10.20693/jspehssconf.72.0_43
  • ISSN
    24367257
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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