脾臓/肝臓体積比(S/L ratio)と門脈側副血行路:系統的マルチ3D-CTの有用性
書誌事項
- タイトル別名
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- Spleen/liver volume (S/L ratio) and portal collateral pathways
説明
<p>脾臓肝臓相関,ならびに門脈圧亢進症における脾臓の位置づけ,3D-CTによる側副血行路評価の有用性について検討した.脾臓/肝臓体積比(S/L ratio)の正常値は0.1前後であり,年齢や体格の影響を受けることなく脾肝相関を反映する有効な定量的指標になりうると思われた.また,3D-CTによる側副血行路評価と組み合わせることで門脈圧亢進症の全容を把握しうるものと思われた.門脈圧亢進症性消化管病変に対しては,出血制御に終始するのではなく,今こそ積極的に脾臓制御に介入すべきであろう.巨大脾腫に至る前にS/L ratioを評価し,この値を正常値に近づけるよう治療介入を考慮していきたい.</p>
収録刊行物
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- 日本門脈圧亢進症学会雑誌
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日本門脈圧亢進症学会雑誌 26 (1), 13-21, 2020
日本門脈圧亢進症学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390576048713958272
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- ISSN
- 21866376
- 13448447
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可