脂質由来ラジカルおよび酸化脂質の検出・構造解析技術

DOI
  • 山田 健一
    九州大学大学院薬学研究院分子病態解析学分野

抄録

最近,酸化脂質が注目されている.これは,測定技術の格段の進歩,またいくつかの酸化脂質が標品として市販化されたためであろう.例えば,酸化リン脂質及びその代謝産物が炎症反応や細胞死,血管新生などを誘導する.では,さらに研究を加速するには,やはり分子そのものを新たに特定する必要があろう.そこで本稿では,脂質過酸化連鎖反応中心である脂質由来ラジカル及び酸化リン脂質に対する検出・構造解析技術を中心に記載する.

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 59 (1), 48-52, 2023

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報

  • CRID
    1390576118542374656
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.59.1_48
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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