戦時下における竹内ケースワーク論の価値基盤を問う : 中島重が主張した「新人格主義」への共鳴に焦点をあてて

書誌事項

タイトル別名
  • Examining the value base of Takeuchi's casework theory in wartime : focuses on Takeuchi's sympathies with the "new personalism" advocated by Shigeru Nakajima
  • センジカ ニオケル タケウチ ケースワークロン ノ カチ キバン オ トウ : ナカジマ シゲル ガ シュチョウ シタ シンジンカク シュギ エノ キョウメイ ニ ショウテン オ アテテ
  • センジカ ニ オケル タケウチ ケースワークロン ノ カチ キバン オ トウ : ナカジマジュウ ガ シュチョウ シタ 「 シン ジンカク シュギ 」 エ ノ キョウメイ ニ ショウテン オ アテテ
  • 戦時下における竹内ケースワーク論の価値基盤を問う : 中島重が主張した新人格主義への共鳴に焦点をあてて

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説明

中島重が率いた「社会的基督教」は、戦時下で展開された宗教思想運動であった。近衛文麿内閣の「東亜新秩序声明」を受け、『社会的基督教』誌上でも「東亜協同体」論が展開されるようになった。それは、中島が戦争の大義名分とされたこの言説に結びついたゆえだった。一方で、「東亜協同体」論で中島が主張した「新人格主義」は、竹内愛二のケースワーク論の価値基盤になったと考えられる。なぜなら、竹内ケースワーク論の主張には中島からの影響が色濃く見出されるからだ。本論の目的は、中島が主張した「新人格主義」の検証を通し、竹内ケースワーク論の価値基盤を問うことである。

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