第63 回大気環境学会年会 特別集会1 「大気中マイクロプラスチックの実態解明と健康影響」

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説明

<p>マイクロプラスチックは、海洋、河川、道路粉塵などの環境媒体のみならず、ヒト肺、気管支、妊婦の胎盤、糞便、血液などからも検出されている。モデル研究によると、マイクロプラスチックの体内への摂取経路として経気道曝露が最も重要であるが、大気中マイクロプラスチック(Airborne MicroPlastics; AMPs)の実態と健康影響は不明である。このことを背景として、2021 年より環境研究総合推進費「大気中マイクロプラスチックの実態解明と健康影響評価」(JPMEERF20215003)(Airborne Microplastics and Health Impact、略称:AMΦプロジェクト)を開始した。AMΦプロジェクトは、サブテーマ1「大気中マイクロプラスチックの迅速分析法確立と実態解明、サブテーマ2「大気中マイクロプラスチックの環境動態モデリング」、サブテーマ3「大気中マイクロプラスチックの呼吸器影響の解明」の3 つサブテーマからなる。本特別集会では、AMPs研究の海外における現状と課題を述べた後に、AMΦプロジェクトの研究成果の一端を紹介し、国内における AMPs 研究を活性化することを目的として開催した。本特別集会は、同じ時間帯にポスター発表と日中韓合同シンポジウムが開催されていたこともあり、参加者は約70 名であったが、活発な議論が交わされた。なお、特別集会にご参加いただけなかった会員のために、特別集会の動画を以下で公開予定である。 AMΦプロジェクトホームページ:https://www.airborne-microplastics-and-health-impact.com/</p>

収録刊行物

  • 大気環境学会誌

    大気環境学会誌 58 (1), A28-A51, 2023-01-10

    公益社団法人 大気環境学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390576194085128832
  • DOI
    10.11298/taiki.58.a28
  • ISSN
    21854335
    13414178
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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