歯科専門医認定制度の意義と一般社団法人日本歯科医学会連合における役割

DOI
  • 市川 哲雄
    徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔顎顔面補綴学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Significance of recognition of dental specialties certifying boards and its role of Japanese Dental Science Federation

この論文をさがす

説明

<p>一般社団法人日本歯科医学会連合(以下,連合)所属の臨床系会員学会において,歯科専門医制度の充実と,さらにはそれが広告可能であることは非常に重要な問題である。連合は,歯科専門医制度の認定機関である一般社団法人日本歯科専門医機構(以下,機構)の設立を主導し,その結果令和3年度の厚生労働省告示によって機構の認定する歯科専門医制度が広告可能の条件となった。</p><p>歯科専門医制度は,歯科医師の生涯研修制度の一つであり,国民に対して適切な歯科医療体制の構築に必要不可欠なものであるという観点から,この制度を考えなければいけない。当然機構だけの問題ではなく,連合,大学,歯科医師会も含めた歯科界全体の問題として捉えなければならない。そのために,連合は会員学会の専門医,認定医制度を支援するとともに,機構の定めた歯科専門医の定義と5つの理念に従って,歯科専門医制度の整備と充実のために機構を支援し,活動を進めていかなければならない。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ