養護教諭養成課程学生への救急処置事例を用いた教育活動によるフィジカルアセスメントの観察技術と判断に関する自信の変化

書誌事項

タイトル別名
  • Changes in Self-Confidence in Observing Techniques and Decision-Making of Physical Assessment by Educational Activities Using First Aid Cases for Yogo Teacher Education Course Students
  • ヨウゴ キョウユ ヨウセイ カテイ ガクセイ エ ノ キュウキュウ ショチ ジレイ オ モチイタ キョウイク カツドウ ニ ヨル フィジカルアセスメント ノ カンサツ ギジュツ ト ハンダン ニ カンスル ジシン ノ ヘンカ

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抄録

学校現場において医学的・看護学的知識を兼ね備えた唯一の存在である養護教諭にとって,疾病や事故への救急処置は,児童生徒の生命や安全を守るために重要である。養護教諭は,救急処置の際に子どもの状態を判断するため,フィジカルアセスメントを行っている。しかし,そこで得られたデータや観察内容を的確に判断して対応する際の困難さが指摘されている。そのため,養護教諭の養成教育において,学校救急処置における判断力を育成することは重要である。今回,養護教諭養成課程の学生を対象に学校救急処置に係る授業の前後でアンケート調査を行い,バイタルサイン観察を含めたフィジカルアセスメントに関する自信と教育活動による変化を調査した。その結果,学生はバイタルサイン等の観察はできるが判断に自信がないことが明らかになった。このことから,フィジカルアセスメントの項目別に判断指標を明確に示すなどの工夫をすることから,観察技術を的確な判断につなげられるような教育方法を確立していく必要があると考えた。

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