非造影MRAによる鎖骨下動脈描出の試み

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  • ヒゾウエイ MRA ニ ヨル サコツ カ ドウミャク ビョウシュツ ノ ココロミ

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非造影Inflow Inversion Recovery (非造影IFIR)法を用いて鎖骨下動脈の末梢を描出することを目的とし,非造影IFIR法で血管の描出能を決めるパラメータであるblood suppression inversion time(BSP TI)の最適値を検討した. BSP TIを1200~1800msまで変化させ鎖骨下動脈を撮影し,動脈,静脈,アーチファクトの3項目を5段階で視覚評価した. 物理評価は血管と血管外の信号のコントラスト比を測定した. 鎖骨下動脈は,BSP TIを長くすると描出範囲が拡大したが1600ms以上は一定となった. 静脈の描出は1200~1800msまで増加した. 血管内の信号が低下するアーチファクトは1600msで最小となった. 以上より,非造影IFIR法で鎖骨下動脈を撮影する際に使用するBSP TIは1600msが最適であると考えられた.

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