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抄録
免疫組織化学(immunohistochemistry,IHC)は時に腫瘍診断に欠かせない手法だが,IHCを細胞診に応用した免疫細胞科学(immunocytochemistry,ICC)も同様に細胞診に精度を上げることが知られている.当院におけるICC導入のため,液状化細胞診(liqui-based cytology,LBC)を利用し,7種の抗体に対して,一次抗体希釈倍率,抗体反応時間と非特異的タンパク阻害の有無の条件を変えて染色し,最適条件を検討した.良好な抗体希釈倍率は,どの抗体も1倍または5倍で,最適抗体反応時間は5分から30分と,抗体による差が大きかったが,全ての抗体で1倍の希釈と30分の抗体反応時間で良好に染まった.抗原賦活はIHCと異なりICCでは不要な抗体が多かったが,p53とTTF-1では必要であった.また,非特異的タンパク吸着阻害は必要なかった.
収録刊行物
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- 福井医療科学雑誌
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福井医療科学雑誌 13 27-31, 2017-03-31
福井医療大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390576302827805824
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- ISSN
- 24240176
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可