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抄録
平成13年度から開始された「高次脳機能障害支援モデル事業」により、「高次脳機能障害標準的プログラム」が確立された。その中で、「生活訓練(以下、生活リハ)プログラム」を医療機関においても積極的に施行できることが、高次脳機能障害者にとってよりよい退院後の生活につながると考え、当院独自の生活リハビリプログラム(以下、プログラム)を作成し運用を開始した。明確な基準がない、高次脳機能障害者に対する介入を系統的なプログラムにすることで、これまでにみられた対応のばらつきや評価・介入の漏れや遅れを防止することにつながると思われる。また、プログラムを施行した2例では自発的な日課の管理が可能となり、自発性の低下を呈しやすい高次脳機能障害者にとって有効的な介入の一助になると考えられた。
収録刊行物
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- 新田塚医療福祉センター雑誌
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新田塚医療福祉センター雑誌 8 51-57, 2012-03-31
福井医療大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390576302827892352
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- ISSN
- 13492519
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可