流量特性および水文時系列データに基づく水文モデル較正のための数値実験

書誌事項

タイトル別名
  • NUMERICAL EXPERIMENTS TO CALIBRATE A HYDROLOGICAL MODEL BASED ON STREAMFLOW SIGNATURES AND HYDROLOGICAL TIME SERIES DATA

抄録

<p> 未観測流域におけるハイドログラフ再現手法として,流量特性あるいは水文時系列データを目的変数として水文モデルをキャリブレートする方法がある.水文モデルのキャリブレーションの目的変数として,ハイドログラフを再現可能な流量特性あるいは水文時系列データを探知するために,国内23流域における数値実験を実施した.流量特性としてBaseflow index(BFI),Flashiness index(FI),年流出高(QMEAN),および流況曲線に関する3指標(Q10Q50Q90),水文時系列データとして陸水貯留量偏差(∆TWS)および土壌水分量偏差(∆SM)を採用した.∆TWSは水文モデルのキャリブレーションの目的変数として,ハイドログラフを再現可能な指標であることを見出した.この理由として,∆TWSは水文モデルの全てのパラメータと関連し,かつ時系列データのために誤差の情報量が多いことが挙げられる.</p>

収録刊行物

参考文献 (26)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ