The Transformed and Technological “Female” Body in Japanese Popular Culture
-
- Ohsawa Yuki
- Postdoctoral Research Fellow University of British Columbia
抄録
<p>この論文は日本のポピュラーカルチャー (マンガやアニメ) をポストヒューマニズムという視点で分析し、ポストヒューマンがどのように描写されてきたのか、またポストヒューマンはどのような意味を持つのかということを探ってみたい。</p><p>日本では戦後多くのSF作品が生まれてきたが、この論文では弐瓶勉の漫画「シドニアの騎士」(2009-2015)、そのテレビアニメシリーズ (2014-2015)、また映画版 (2021)を中心に考察する。ストーリーは、SFにみる巨大ロボット・戦闘機がエイリアンと戦うというものであるが、登場人物は科学技術により改良・補強されたポストヒューマンたちである。特に革新的なポイントは、明確な「性」のない、もしくは「両性」として描かれるキャラクターが登場することである。そこでポストヒューマン理論を用いて、このアニメにおけるポストヒューマンとその「性」と「セクシュアリティー」を考察していく。</p>
収録刊行物
-
- アニメーション研究
-
アニメーション研究 22 (1), 43-54, 2022-03-31
日本アニメーション学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390576435496281344
-
- ISSN
- 24351989
- 1347300X
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可