後天性フォン・ヴィレブランド症候群に伴う小腸出血性病変の病態
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- 井上 健
- 京都府立医科大学 消化器内科
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- 内藤 裕二
- 京都府立医科大学大学院医学研究科 生体免疫栄養学
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- 彌重 匡輝
- 京都府立医科大学 循環器内科
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- 全 完
- 京都府立医科大学 循環器内科
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- 髙原 在良
- 京都府立医科大学 循環器内科
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- 谷 遼太郎
- 京都府立医科大学 循環器内科
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- 藤本 智貴
- 京都府立医科大学 循環器内科
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- 中村 俊祐
- 京都府立医科大学 循環器内科
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- 高松 一明
- 京都府立医科大学 循環器内科
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- 小林 玲央
- 京都府立医科大学 消化器内科
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- 杉野 敏志
- 朝日大学病院 消化器内科
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- 土肥 統
- 京都府立医科大学 消化器内科
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- 吉田 直久
- 京都府立医科大学 消化器内科
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- 内山 和彦
- 京都府立医科大学 消化器内科
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- 高木 智久
- 京都府立医科大学 消化器内科
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- 石川 剛
- 京都府立医科大学 消化器内科
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- 保田 宏明
- 京都府立医科大学 消化器内科
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- 小西 英幸
- 京都府立医科大学 消化器内科
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- 的場 聖明
- 京都府立医科大学 循環器内科
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- 堀内 久徳
- 東北大学加齢医学研究所 基礎加齢研究分野
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- 伊藤 義人
- 京都府立医科大学 消化器内科
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Description
<p>【目的】生体内に過度のずり応力が生じる心臓弁膜症などにおいては、止血因子フォン・ヴィレブランド因子(VWF)高分子多量体の分解が亢進する。その結果、止血異常症である後天性フォン・ヴィレブランド症候群(AVWS)を発症し消化管粘膜血管異形成が生じ、時に出血を来すが、詳細な病態は不明である。本研究ではAVWSによる消化管出血の病態を明らかにすることを目的とする。</p><p>【対象・方法】単施設・前向き検討(UMIN000038948)。AVWSの症例として、2020年1月から当院にて経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)の適応となる重症大動脈弁狭窄症(AS)患者で貧血(Hb<11g/dl)を有する症例を対象とした。TAVI施行前後に小腸カプセル内視鏡を含む全消化管内視鏡検査とVWF多量体定量値解析を施行し、粘膜血管異形成・消化管出血の頻度などを検討項目とした。</p><p>【結果】対象は50例、男性/女性;13/37例、年齢中央値85歳、Hb中央値は9.7g/dlであった。TAVI前、92%に消化管血管異形成を認め[小腸67%、大腸47%、胃26%(重複あり)]、12%に活動性消化管出血を認めた。VWF高分子多量体インデックス平均値(±SD)は、82.7(±19.5)%であった。TAVI前に消化管血管異形成を有しTAVI6ヶ月後に解析しえた35例においては、Hb中央値は11.1g/dl(p<0.0001)、VWF高分子多量体インデックス平均値(±SD)は111.4(±16.4)%(p<0.001)と、TAVI前と比較して有意に上昇を認めた(p<0.001)。さらに小腸血管異形成を有する割合(p<0.05)、血管異形成の数(p<0.05)ともにTAVI前と比較して有意に低下していた。</p><p>【結語】AVWSでは高率で消化管血管異形成を認め、高ずり応力の解除によりVWF機能が改善し、消化管血管異形成が退縮、消失する可能性が示唆された。</p>
Journal
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- Proceedings of the Japanese Society of Small Intestinal Disease
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Proceedings of the Japanese Society of Small Intestinal Disease 6 (0), 64-64, 2022
The Japanese Society of Small Intestinal Disease
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390576435496384000
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- ISSN
- 24347019
- 24342912
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
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- Abstract License Flag
- Disallowed