近代の短冊蒐集家が探求した香川景新の短冊 ―景新の書風の変化と新出の「景真」款短冊を中心に―

書誌事項

タイトル別名
  • Early Modern Tanzaku Collectors, Search for Kagawa Kagechika, Tanzaku: Kagechika, Evolving Tanzaku Calligraphic Style and the Newly Discovered Tanzaku Signed “Kesishin”
  • キンダイ ノ タンザク シュウシュウカ ガ タンキュウ シタ カガワケイシン ノ タンザク : ケイシン ノ ショフウ ノ ヘンカ ト シンシュツ ノ 「 ケイシン 」 カンタンザク オ チュウシン ニ

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抄録

近代における短冊蒐集家が血眼になって探求したものに、江戸中期の歌人・香川景新(かげちか)の和歌短冊がある。著名な蒐集家であり研究家であった森繁夫は、その名著『名家筆蹟考』において、景新の短冊を「珍中の珍」と評している。  本稿では、これまで発刊された短冊関連書籍等に掲載された景新の短冊図版や個人蔵の景新短冊の写真を分析し、その書風の変化について考察した。また、このほど出現した「景真」款の景新短冊についても些か分析を進めてみた。

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