抗がん薬による曝露の実態と対策の検討 : 外来化学療法関連施設の環境調査より
書誌事項
- タイトル別名
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- Survey of Environmental Exposure of Anticancer Drug in Outpatient Chemotherapy
- コウガンヤク ニ ヨル バクロ ノ ジッタイ ト タイサク ノ ケントウ ガイライ カガク リョウホウ カンレン シセツ ノ カンキョウ チョウサ ヨリ
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説明
近年、抗がん薬の曝露対策の重要性が周知され、職業性曝露対策ガイドラインに基づく対策が、各施設で実施されている。CSTD 使用、PPE 装着、患者への曝露対策のオリエンテーションを実施している外来化学療法関連施設で、曝露対策効果の評価を目的とし、揮発性薬剤のシクロホスファミド・在宅で投薬をするフルオロウラシル・使用頻度の高いゲムシタビン・パクリタキセル(アルブミン懸濁型も含む)の4種類の薬剤を指標として、調製から投薬、患者の排泄までの一連の流れでの環境曝露を調査した。薬剤調製エリア、点滴準備エリアにおいては薬剤の検出があったが、治療環境では検出されず、ガイドラインに基づく薬剤師と看護師の曝露対策の効果として評価できた。患者の在宅物品である在宅ポンプ表面・廃棄袋の汚染、および患者用トイレからの薬剤検出があり、今後の曝露対策の強化の必要性が示唆された。
収録刊行物
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- 大阪大学看護学雑誌
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大阪大学看護学雑誌 29 (1), 51-56, 2023-03-31
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390576656688077696
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- NII書誌ID
- AN1048165X
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- DOI
- 10.18910/90031
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- ISSN
- 21898820
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- HANDLE
- 11094/90031
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可