発注者・委託者の責任を考える

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書誌事項

タイトル別名
  • Consideration about the responsibility of outsourcer and assignor

抄録

現在、促進されている副業・兼業・フリーランス等の働き方における発注者・委託者の責任について、各シンポジストからご報告を頂き、下記のような見解が提示された。 ・ 副業・兼業・フリーランス等の新しい働き方については法的に未整備な部分が多く、特にフリーランスに対する安全衛生には十分な議論が行われていない現状がある。 ・ DX(デジタルトランスフォーメーション)の一つであるフロントローディングという手法は、設計段階で安全配慮を履行すると同時に現場の生産性向上にも寄与する画期的な取組みで、建設業以外の業界にとっても大きなヒントを秘めている。 ・ 雇用類似労働者への産業保健サービスの展開は技術的には可能だが、それを可能とするために解決しなければならない法的課題がある。 本シンポジウムでの議論を通じ、今後ますます拡大するであろう副業・兼業・フリーランス等の働き方において、発注者・委託者の責任範囲の明確化と労働者の健康確保措置は喫緊の課題であるという示唆が得られた。

収録刊行物

  • 産業保健法学会誌

    産業保健法学会誌 1 (1), 271-279, 2022-07-10

    一般社団法人 日本産業保健法学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390576668412908160
  • DOI
    10.57523/jaohl.1.1_271
  • ISSN
    27582574
    27582566
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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