肝移植外科医としてのこれまでの経験について

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説明

<p>移植医療は、手術手技の確立や免疫抑制療法を含めた周術期管理の進歩などにより発展を続けてきた。治療成績の向上、移植適応の拡大・適応疾患患者の増加により肝移植待機症例は増え続けているのが現状である。一方、現実的には移植医の不足や脳死移植の増加に伴う現場の疲弊が問題となっている施設も多数存在する。</p><p>私は2005年に九州大学を卒業後、九州大学消化器・総合外科(吉住朋晴教授)に入局し、肝移植外科・肝胆膵外科を中心に修練を積んできた。その過程には、入局前の熱意ある勧誘、手術や周術期管理についての熱いご指導、論文作成・研究・留学への導きなど多分に医局の先輩方にお世話になっており大変感謝している。今度は、我々の世代が意欲ある肝移植外科医を勧誘し指導することが我々の最低限の責務だと理解している。そうすることで移植外科としてのチーム医療、ひいては日本の移植医療に貢献することだと考える。</p><p>本発表では、医師18年目としての私のこれまでの経歴やこれからの抱負・課題など、日本移植学会第8回次世代リーダー養成コース(2022年7月)に参加した経験なども踏まえて発表させて頂きたい。</p>

収録刊行物

  • 移植

    移植 57 (Supplement), s242_1-s242_1, 2022

    一般社団法人 日本移植学会

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