献腎ドナー腎機能不良例に対し2腎同時移植施行した一例
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説明
<p>症例は50歳女性。幼少期より原因不明の腎機能低下認め200X年に腹膜透析導入し当院にて献腎登録。200(X+10)年に血液透析に移行し現在で献腎登録16年目となる。</p><p>ドナーは61歳男性、20XX年X月X日脳出血,脳室穿破にて入院、入院後全身状態悪化によるCPAを発症しROSCするも蘇生後低酸脳症認め脳死判定となった。入院時Cre値は2㎎/dl台、脳死判定時のCre値1.4~1.6mg/dlで推移していたがmarginal donorであり、かつ他施設での1腎での移植希望がなかったため当院にて2腎同時移植を行った。術後尿量安定まで6週間程度要するも現在までCre1.5㎎/dl前後で経過している。</p><p></p><p>今回我々は献腎ドナー腎機能不良例に対し2腎同時移植行い現在まで腎機能良好に経過した症例を経験したので、若干の文献的考察を加えて報告する。</p>
収録刊行物
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- 移植
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移植 57 (Supplement), s299_1-s299_1, 2022
一般社団法人 日本移植学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390576678801836288
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- ISSN
- 21880034
- 05787947
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可