無信号交差点における停止線の位置変更による一時停止率向上と速度抑制効果

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タイトル別名
  • Improvement of Stop Rate and Speed Suppression Effect by Changing the Position of the Stop Line at the Non-Signalized Intersection

抄録

<p>無信号交差点における交通事故抑止対策として、安全裕度を確保するために停止線を交差点から大きく後退させる方法から、逆に停止線を交差点に近づけることで非優先側からの視認性及び安全意識を高める改善策を提案しその効果を検証した。具体的には、非優先側道路から優先側道路を見通しやすい位置に停止線を前進させるとともに横断歩道幅員を実効幅に適正化し、さらに停止線手前のカラー段差舗装により一時停止率向上と速度抑制を目指した。その結果、一時停止率は4.2%から9.3%へ最大5.1%向上し、停止線手前の区間平均速度は20.3km/hから17.3km/hへ最大3km/h低下した。以上より、一時停止率向上と速度抑制に一定の効果を確認し、同様の無信号交差点における事故抑止対策としての応用可能性を示唆した。</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 9 (2), B_8-B_15, 2023-02-01

    一般社団法人 交通工学研究会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390576689850509952
  • DOI
    10.14954/jste.9.2_b_8
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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