信頼性データ解析への多変量Farlie-Gumbel-Morgensternコピュラの応用

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書誌事項

タイトル別名
  • Multivariate Farlie-Gumbel-Morgenstern Copula and Its Application to Reliability Data Analysis

抄録

<p>大規模かつ複雑なシステムの信頼性解析には,システムを構成するコンポーネント(サブシステムや部品など)の寿命間の従属性の情報が必要となる.本稿では寿命間の統計的な従属性の評価手法として,多変量確率分布であるFarlie-Gumbel-Morgenstern(FGM)コピュラを用いた信頼性データ解析を解説する.まず多変量FGMコピュラの性質を解説し,同時推定法とInference Functions for Margins法の2種類の最尤法をベースとしたパラメータ推定手法を詳説する.とくに,推定量の標準誤差と信頼区間を導出し,シミュレーションを通してその性質を調査する.そして,実データの解析を通して,多変量信頼性データを用いた解析へのFGMコピュラの応用を紹介する.</p>

収録刊行物

  • 日本統計学会誌

    日本統計学会誌 52 (2), 177-201, 2023-03-01

    一般社団法人 日本統計学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390576745204873600
  • DOI
    10.11329/jjssj.52.177
  • ISSN
    21891478
    03895602
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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