大腸菌が産生する発がんリスク因子「コリバクチン」の化学構造の全容解明

書誌事項

タイトル別名
  • Elucidation of the Complete Chemical Structure of Colibactin, a Carcinogenic Risk Factor Produced by <i>E. coli</i>:Detection and Structure Determination of Trace and Unstable Unknown Natural Products
  • 微量かつ不安定な未知天然物の検出と構造決定
公開日
2022-03-01
DOI
  • 10.1271/kagakutoseibutsu.60.123
公開者
公益社団法人 日本農芸化学会

この論文をさがす

説明

<p>腸内細菌叢を構築する大腸菌の一部は「コリバクチン」という遺伝毒性物質を生産する生合成遺伝子を有しており,この化合物は大腸がんのリスク因子であることが疑われている.しかしながらコリバクチンは,近年までその不安定性から化学構造が明らかになっていなかった.本研究では,生合成のメカニズムを用いたコリバクチンの簡易な検出方法の開発を行い,そこから見いだしたコリバクチン高生産性の大腸菌を用いて,検出すら困難なコリバクチンの代謝産物を見いだし,その化学構造の解明に成功した.本稿において,各国で進められたコリバクチンの構造解明研究に触れつつ,最新の研究成果について解説する.</p>

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 60 (3), 123-130, 2022-03-01

    公益社団法人 日本農芸化学会

参考文献 (27)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ