理科基礎のカリキュラム評価の論点提出-STEM教育の評価事例の検討から-

説明

<p>高等学校理科4領域が独立に指導されている現状を問題視し,現在検討が進められている総合的・基礎的な理科必修科目の「理科基礎(仮称)」の評価に関して示唆を得ることを目的とする.この目的のため,STEM教育の評価方法に関して行われた包括的なレビュー論文を概観し,論文に記載の事例も元論文に遡り検討した上で,「理科基礎」の評価内容・方法を考える上での論点を抽出した.その結果,1) 理科基礎における「学際性」を特定する必要があること,2)「教科間のつながり」を評価指標として積極的に検討する必要があること,3)理科基礎において「超学際的知識」「超学際的プラクティス」に該当するものがないかを検討する必要があること,4) カリキュラム内での成果物を評価するのか,それとも,カリキュラム内で獲得された能力を別の方法で追加的に評価するのかの検討が必要であること,が明らかとなった.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390576811722632448
  • DOI
    10.14935/jssep.46.0_263
  • ISSN
    24332925
    09134476
    21863628
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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