中国『義務教育化学課程標準』の新旧比較
書誌事項
- タイトル別名
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- Comparison of old and new versions of China's 'Compulsory Education Chemistry Curriculum Standards'
抄録
<p>2022年4月21日,中華人民共和国教育部から日本学習指導要領にあたる義務教育課程標準が発表された。今回発表された課程標準は,2版目の全国適応の義務教育課程標準であり,2011年の義務教育課程標準と大きく異なった。本来義務教育の3-6学年に設定された科学の授業が1-6学年に拡大され,理科(科学,物理,化学,生物)の割合も増加した。それに併せて,他教科との連携活動や実験や探究の授業も増加した。化学の義務教育課程標準では,生徒の育成目標が明記された他,教員研修の重視や教材研究の必要性が語られた。各単元では授業の指針が明確になり,「やるべき実験と探究活動」の項目が増えた。生徒の育成目標でも今まで学んだ知識から問題解決を図らせるなど,「教える」教育だけでなく「考える」教育に移行しつつある。そこで,より具体的に新旧の義務教育化学課程標準の比較を行い,中国の目指す今後の科学教育の観点を明らかにする。</p>
収録刊行物
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- 日本科学教育学会年会論文集
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日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 559-560, 2022
一般社団法人 日本科学教育学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390576811722720384
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- ISSN
- 24332925
- 09134476
- 21863628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可