風車型流速計の特性について

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  • フウシャガタ リュウソクケイ ノ トクセイ ニ ツイテ

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説明

風車型流速計を用いて流速分布を測定する場合には,風車が小型であり,低い流速まで測定が可能であることが望まれる.著者の試作した流速計(直径 13mm)では,機械的な摩擦が極めて小さく,測定可能な流速の最低限度は,水の粘性の影響で与えられる.このため流速計は従来のものと比較して低い流速まで測定可能であり,また測定しうる流速範囲の殆んど全体にわたつて,回転数が流速と直線的な関係にある.流速計が流れに対して傾いているときには,回転数が傾き角の余弦に比例することが望ましいが,このためには風車のヒ°ッチを小さくするのがよい.また流れに速度勾配および流速分布の曲りがあるとき風車の直径の大きさによつて生じる誤差について論じられている.

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