グレリンの発見から臨床応用まで
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- 児島 将康
- 久留米大学分子生命科学研究所遺伝情報研究部門
書誌事項
- タイトル別名
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- From the discovery of ghrelin to its clinical application
- For the good old days of discovery
- 古き良き発見の時代に
抄録
グレリンは胃から発見されたペプチドホルモンであるが,N末端から3番目のセリン残基の側鎖が脂肪酸(メインはオクタン酸)によって修飾されている.しかもこの脂肪酸の修飾基がグレリンの活性に必要である.現在,グレリンのペプチド部分に脂肪酸を転移させる特異的な酵素として,グレリン脂肪酸転移酵素(GOAT)が同定されている.グレリンの脂肪酸修飾基がなぜグレリン受容体の活性化に必要なのかという謎は,最近のグレリン受容体の立体構造解明から明らかになった.グレリンは成長ホルモン分泌を刺激し,食欲を高めて摂食量を増加させるホルモンであり,このグレリンの作用を利用して,グレリン様化合物が「がん悪液質」を対象とする治療薬として開発されている.本稿ではグレリンの歴史から臨床応用までを解説する.
収録刊行物
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- 生化学
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生化学 95 (1), 5-16, 2023-02-25
公益社団法人日本生化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390576823372546816
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- ISSN
- 00371017
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可