教員の働き方改革の行き詰まりの中での 「子どものため」教員文化読み替えの必要性:教員のリーダーシップ,自律性,意思決定力を 組織改革に向けるために

書誌事項

タイトル別名
  • The Need to Reinterpret the “For the Children” Teaching Culture in Light of Stalemated Changes in Working Patterns of Teachers : Channeling Teacher Leadership, Autonomy, and Decision-making Ability toward Organizational Change
  • キョウイン ノ ハタラキカタ カイカク ノ ユキズマリ ノ ナカ デ ノ 「 コドモ ノ タメ 」 キョウイン ブンカ ヨミカエ ノ ヒツヨウセイ : キョウイン ノ リーダーシップ,ジリツセイ,イシ ケッテイリョク オ ソシキ カイカク ニ ムケル タメニ

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抄録

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教員の働き方改革に関する答申が2019年に中央教育審議会から示されたが,答申からは,教育政策が「教育条件整備」から「学習条件整備」へと移行する中で教員増員は困難であること,その中で課題を解決する方向として学校組織をジョブ型に変えていく必要性が読み取れる.本稿では,このような状況下で必要とされる,組織変革のための教員のリーダーシップや意思決定の力の現状を,TALIS2018とコロナ禍で発出された学校休業要請下での教員の様子から示した.また教員の働き方の現状は,教員の労働者としての権利の問題だけでなく子どもの学習する権利保障の問題でもあることから,「子どものため」という教員文化が向かう方向の転換の必要性を提案した.

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