せん断遅れによる付加的な応力評価のための機械学習による断面特性推定

  • 青木 洋樹
    東北大学大学院 工学研究科土木工学専攻
  • 斉木 功
    東北大学大学院 工学研究科土木工学専攻
  • 大竹 雄
    東北大学大学院 工学研究科土木工学専攻
  • 三井 涼平
    東北大学大学院 工学研究科土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • ESTIMATION OF CROSS-SECTIONAL CHARACTERISTICS BY MACHINE LEARNING FOR EVALUATION OF ADDITIONAL STRESS DUE TO SHEAR LAG

抄録

<p>道路橋示方書では,せん断遅れによる付加的な応力を有効幅を用いて見かけ上の曲げ剛性を小さくすることで考慮している. しかしせん断遅れは曲げではなく, せん断変形に起因する断面変形によって生じることが分かっている.これまでにせん断による断面変形の自由度を持つ梁理論が提案され,この断面変形梁理論では 3 つの断面パラメタを導入することでせん断遅れによる断面変形,ひいてはせん断遅れによる付加的な応力を高精度に求めることができる.しかし,断面パラメタの決定には代表体積要素の有限要素解析を行う必要がある.本研究ではせん断遅れによる付加的な応力を簡易的かつ高精度で算定するために,有限要素解析の代わりに機械学習を用いた断面パラメタの推定法を提案する.提案手法を用いた付加的なひずみの精度を複数の検証用データで評価し,相対差が平均値 0.02%,標準偏差 0.2% 程度であることを確認した.</p>

収録刊行物

参考文献 (8)*注記

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