多点加振を用いた鋼鉄道I桁橋の高次部材振動におけるモード減衰比の同定

書誌事項

タイトル別名
  • IDENTIFICATION OF MODAL DAMPING RATIOS IN HIGH-ORDER LOCAL VIBRATION OF A STEEL RAILWAY I-GIRDER BRIDGE USING MULTI-POINT HAMMERING

抄録

<p>レール継目直下の鋼橋部材では高周波の振動の発生が懸念されるが,100Hz を超える高次部材振動モードの減衰については不明な点が多い.本研究では,現地試験で利用可能な多点加振と相反定理を用いた既存のモード同定法を改良し,伝達関数の逆フーリエ変換により模擬的に多点同期計測された自由振動波形を生成し,ERA 法によりモード減衰比を含めた高次部材振動モード特性の同定法を提案する.提案手法を実物大の鋼鉄道橋ウェブ部材に適用し,2000Hz までのウェブ部材のモード特性を同定した.また,得られたモード減衰比と固有振動数の関係から,300Hz を超える高次部材振動モードではモード減衰比が 1%を下回る小さい値となる場合があることを実証的に示した.</p>

収録刊行物

参考文献 (10)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ