ネットリサーチにおけるモニターの新規登録者の離脱要因と行動経済学特性に焦点を当てた施策の効果検証

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抄録

<p>本研究では,(株)インテージのネットリサーチモニターの新規登録者を対象として,半年以内の退会や1ヶ月に一度も回答しない(以下,離脱)要因を探るため,行動経済学特性を含む個人特性に着目した独自調査を実施した.また,離脱者の特性に応じた施策を検討実行し,効果検証を行った.分析の結果,10代,20代の離脱が全体の離脱モニター数に影響を与えていたため,10代,20代の離脱モニターを対象としロジスティック回帰分析を行ったところ,後回し傾向,思いやり,自信過剰傾向が有意に離脱に影響を与えていることが明らかになった.今回は,後回し傾向の低減に有効なプレコミットメントと情報提供ナッジを用いた施策を実行した結果,3ヶ月後の離脱モニター数は,コントロール群に比べ,有意に低減した.</p>

収録刊行物

  • 行動経済学

    行動経済学 15 (Special_issue), S18-S21, 2022

    行動経済学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390576966668835072
  • DOI
    10.11167/jbef.15.s18
  • ISSN
    21853568
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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