円地文子「ひもじい月日」 ――さくの痣が引き寄せたもの――

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  • Fumiko Enchi「 A woman’s life with suffering from lack of love」―― for her birthmark ――

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抄録

円地文子の出世作(第六回女流文学賞受賞)である『ひもじい月日』を作品論の立場から読み解く。さくの女としての一生と人生への向き合い方の変化、夫婦、家族、親子の関係性、その関係性の中にある意識と無意識、戦後復興期における時代の影響を分析する。その中で父親に殺意を向ける息子を守ろうとするさくの究極の愛情についても分析する。

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