船舶爆発事故による多数傷病者対応で得た経験と課題
書誌事項
- タイトル別名
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- Experiences and challenges in mass casualty incidents due to a ship explosion accident
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説明
<p>船舶爆発事故において多数傷病者対応の医療活動から得た経験と課題について報告する。2021年4月27日、船の船外機の爆発事故にて民間救急ヘリ要請があった。要請内容はランデブーポイントで2名の傷病者のうち傷病者数1名の対応であった。事故現場の詳細状況は不明であり、病院選定の際に患者情報や現場情報が錯綜していることが判明した。事故現場には赤トリアージの傷病者が複数名残されている情報も得たため、事故現場に向かい、計4名の多数傷病者対応を行った。現場情報が錯綜していた原因として消防へ民間人からの通報やマスコミからの問い合わせが殺到しており、対応に追われ情報集約が困難となっていたことが後になってわかった。爆発事故現場ではドローンによる空撮が行われており排除できておらず、現場活動に支障を来していた。これらの対応策については今後の課題と思われた。</p>
収録刊行物
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- 日本災害医学会雑誌
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日本災害医学会雑誌 28 (1), 38-44, 2023-03-24
一般社団法人 日本災害医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390576999469160704
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- ISSN
- 24344214
- 21894035
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可