アトピー性皮膚炎における IL-4/IL-13 の最新知見とこれからの治療戦略

  • 中原 剛士
    九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野 九州大学病院油症ダイオキシン研究診療センター
  • 辻 学
    九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野 九州大学病院油症ダイオキシン研究診療センター
  • 栗本 沙里奈
    レオファーマ株式会社メディカルアフェアーズ部
  • 出原 賢治
    佐賀大学医学部分子生命科学講座分子医化学分野

書誌事項

タイトル別名
  • A Possible Therapeutic Strategy for Atopic Dermatitis Based on the Recent Findings of IL-4/IL-13
  • アトピーセイ ヒフエン ニ オケル IL-4/IL-13 ノ サイシン チケン ト コレカラ ノ チリョウ センリャク

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説明

<p>アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis:AD)は臨床現場においてよくみられる慢性皮膚疾患である。その発症や病態形成には,遺伝的,免疫学的,環境的な要因が複雑に絡み合うとされ,近年のさまざまな基礎・臨床研究により,数多くの知見が報告されている。ここでは特に,AD の病態に深く関与する 2 型サイトカインの IL-4 および IL-13 について,その機能や役割,これらを標的にした治療薬の最新知見を概説するとともに,今後望まれる AD 治療戦略について考察した。</p>

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 85 (1), 5-15, 2023-02-01

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (83)*注記

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