「日本語日常会話コーパス」に見るABAB 型基本オノマトペの音韻パタン:日本語教育の視点から

書誌事項

タイトル別名
  • Phonological patterns of ABAB-Type onomatopoeia in CEJC corpus: from the viewpoint of Japanese Language Education

説明

Graduate School of Intercultural Studies, Kobe University

会議名: 言語資源ワークショップ2022, 開催地: オンライン, 会期: 2022年8月30日-31日, 主催: 国立国語研究所 言語資源開発センター

本研究は、日本語会話において頻出する基本的なABAB型オノマトペ(例:どんどん、そろそろ)の音象徴の解明を目指したものである。研究は母音と子音、そして併せた五十音、最後は清濁の差をめぐって検討する。手法については、まずはA・B 位置の音の要素を行・段で分解し、全体での行・段の傾向性を明らかにした。そして対応分析を用い、代表的な音象徴を持つABAB型オノマトペを選定し、その意味傾向を探究するために3:3共起語を調べた。最後は清音語と濁音語の共起語の差を分析した。これより、ABAB 型オノマトペはその音で「動作系」と「変化系」に2つ分けられる。これ結果は、先行研究で示された印象に基づくイメージとは異なり、オノマトペの意味と音のつながりの新たな視角となっている。

source:https://clrd.ninjal.ac.jp/lrw2022.html

identifier:神戸大学国際文化学研究科

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