日本語学習者のコーパスツールの使用実態―作文での産出に着目して―

書誌事項

タイトル別名
  • Use of Corpus Tool in Writing by Japanese Language Learners

抄録

Ritsumeikan Asia Pacific University

Ritsumeikan Asia Pacific University

会議名: 言語資源ワークショップ2022, 開催地: オンライン, 会期: 2022年8月30日-31日, 主催: 国立国語研究所 言語資源開発センター

本研究では、「ライティングにおけるコーパスツール活用モデル(寺嶋・板井, 2021)」を取り入れ、日本語学習者が作文を書く際のコーパスツールの使用実態を調査した。分析の結果、作文においてコーパスツールが使用された回数の中央値は5 回(最大値:14回、最小値:2回)であった。また、作文で使用された表現には、作文前に作成した語彙ネットワークから取り入れられたもの、作文を書いている間に検索されたものがあった。最も多く産出されたのは「名詞+助詞+動詞」のパターンで、中級前半レベルと中級後半レベルの言葉で構成されたコロケーションであった。さらに、その適切さを分析したところ、コロケーション、あるいはコロケーションと共に使用された文法項目が原因で誤用と判断されたもの、コロケーションが使用された節において誤用と判断されたものがあり、「混同」による誤用が多いことがわかった。

source:https://clrd.ninjal.ac.jp/lrw2022.html

identifier:立命館アジア太平洋大学

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