UAVにより取得された空撮画像を用いたマジュロ環礁における有孔虫生息域の推定

書誌事項

タイトル別名
  • ESTIMATING FORAMINIFERAL HABITAT ON MAJURO ATOLL USING AERIAL PHOTOGRAPHS

抄録

<p> 海面上昇が予測されている中,平均標高が数mと平坦な環礁州島では海岸沿岸域で強い影響を受ける.環礁における適応策として,堤防の設置,養浜といったハードウェア対策に加えて,島の形成に寄与する有孔虫の保護が挙げられる.このような中,人口集中などに伴う水質悪化やリーフの環境が変化しており,有孔虫の減少が危惧されている.このため,有孔虫の生息域を調べ,保護区域の設定等の対策が重要となる.本研究では,予備調査により明らかになった「有孔虫の藻類への付着,有孔虫生息域の地形的特徴」を予備知識として,新たな空撮を行い,生成した地理空間情報を組み合わせた画像解析による有孔虫生息域の推定を行った.有孔虫生息可能性比率との対応や分類精度を参照し,n次元画像を用いたマジュロ環礁の離島における有孔虫生息域を示した.</p>

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参考文献 (3)*注記

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