〈マンガ文化〉を資源とするミュージアムの設立と文化政策 : 韓国漫画映像振興院の事例から

書誌事項

タイトル別名
  • The Establishment of a Museum Using <Comics Culture> as Resource, and Cultural Policy: The Case of the Korea Manhwa Contents Agency (KOMACON)
  • 〈 マンガ ブンカ 〉 オ シゲン ト スル ミュージアム ノ セツリツ ト ブンカ セイサク : カンコク マンガ エイゾウ シンコウイン ノ ジレイ カラ

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抄録

近年,マンガやアニメなどのポピュラー文化を博物館,美術館,図書館などの文化施設におさめ, その集客力をもって地域活性化を図ろうとする動きがすくなくない.だが,これらの施設は,なに をもって「成功」したとみなせるのだろうか.今後こうした施設の設立を検討している人々は,何 を目指し,先行の施設を参照すべきなのか.本稿では,こうした問題意識に基づき,韓国において 設立されたマンガ関連施設「韓国漫画映像振興院」(富川市)を事例としてとりあげ検討する.当該 施設がいかなる政策的背景のもと設立されたのかを概観し,それがマンガの雑種性や多様性を引き 出すというよりは,「近代的なミュージアム」の思想にのっとって運営されていることを指摘する.

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