他者の存在が映像に対する面白さと笑い表情の表出に与える影響

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タイトル別名
  • The Effect of the Presence of Another Person on Laughter and Perception of Humor in Video Clips
  • タシャ ノ ソンザイ ガ エイゾウ ニ タイスル オモシロサ ト ワライ ヒョウジョウ ノ ヒョウシュツ ニ アタエル エイキョウ

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抄録

本研究の目的は,他者の存在が,映像に対する主観的面白さと,笑い表情の表出に与える影響に ついて検討することであった.被験者は大学生30名で,2-3minの笑いを誘発する映像を視聴後, 映像に対する面白さの評定を行った.映像には,市販のDVDを編集して予備調査で選出されたコ ントを用い,面白い映像,どちらでもない映像,面白くない映像が各2種類,計6種類があった. 実験条件として,他者がいない他者無し条件と,同性の友人1人と隣り合って座っている他者有り 条件の2条件を設定した.また,映像視聴中の被験者の笑い表情を,ビデオ記録より視察で判定した. その結果,他者無し条件より他者有り条件の方が,映像はより面白いと評定され,笑い表情の表出 も多かった.以上,本研究によって,他者存在の有無と,映像に対する主観的面白さ,および笑い 表情の表出との関係が明らかにされた.

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