BaOが低温焼成型組成のクリンカー鉱物およびセメントの物性に及ぼす影響

  • 茶林 敬司
    株式会社トクヤマ セメント開発グループ(〒745-8648 山口県周南市御影町1-1) 島根大学大学院 自然科学研究科(〒690-8504 島根県松江市西川津町1060)
  • 大田 将巳
    株式会社トクヤマ セメント開発グループ(〒745-8648 山口県周南市御影町1-1)
  • 加藤 弘義
    株式会社トクヤマ セメント開発グループ(〒745-8648 山口県周南市御影町1-1)
  • 新 大軌
    島根大学大学院 自然科学研究科(〒690-8504 島根県松江市西川津町1060)

書誌事項

タイトル別名
  • INFLUENCE OF BALIUM OXIDE ON MINERAL COMPOSITION OF THE LOW BURNING-TEMPERATURE TYPE CLINKER AND PROPERTIES OF THE CEMENT

抄録

<p>鉱物組成を調整した低温焼成型クリンカーはセメント製造における焼成工程の省エネルギー化が期待されるが、組成変更によるセメントの長期強度の低下が懸念されている。本研究では、ビーライトの水和反応性の向上による長期強度の向上を目的に、BaOが低温焼成型組成のクリンカー鉱物およびセメントの物性に及ぼす影響を検討した。その結果、BaOはビーライトの結晶相組成に影響を及ぼし、BaO含有量の増加に伴い、長期材齢の水和反応性が向上することが示された。また、BaOによりセメントの長期強度発現性は、従来よりも向上する傾向を示すことが確認された。</p>

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ