赤外分光法を用いた大気二酸化炭素濃度下におけるセメント硬化体表面の炭酸化反応の湿度依存性に関する分析

  • 佐伯 直彦
    東京大学 大学院工学系研究科建築学専攻(〒113-8654 東京都文京区本郷7-3-1)
  • 栗原 諒
    東京大学 大学院工学系研究科建築学専攻(〒113-8654 東京都文京区本郷7-3-1)
  • 丸山 一平
    東京大学 大学院工学系研究科建築学専攻(〒113-8654 東京都文京区本郷7-3-1) 名古屋大学 大学院環境学研究科都市環境学専攻(〒464-8601 愛知県名古屋市千種区不老町)

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF RH ON CARBONATION OF HARDENED CEMENT PASTE PARTICLES UNDER GENERAL ATOMOSPHERIC CO<sub>2</sub> CONCENTRATION STUDIED BY FTIR SPECTROSCOPY

抄録

<p>セメント構造物内に固定される二酸化炭素量を正確に評価するため、炭酸化反応への理解が必要である。本研究では、大気二酸化炭素濃度でのセメント硬化体表面の炭酸化反応を、湿度を変数として赤外分光法(FTIR)を用いて調査した。得られたピーク強度を積分することで半定量的に各成分の経時変化を分析し、粉体表面での炭酸カルシウムの生成速度および水酸化カルシウムの分解速度を指数関数で近似することができた。また、C-S-Hゲルの脱灰及びシリケートの重合反応をピーク波数のシフトから見てとることができた。加えて、生成する炭酸カルシウムの析出相の湿度依存性も明らかにした。</p>

収録刊行物

参考文献 (13)*注記

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