運動が食欲や肥満を制御するメカニズム:運動模倣薬の開発も近い?

DOI

抄録

肥満,それが原因となるメタボリックシンドロームや糖尿病,心血管疾患のリスク増加は,身体活動量が低下しているコロナ禍において更に注目を集めている.運動はそれらの病態を予防する方法の1つであるが,現代のライフスタイルでは,継続的に運動を行うことは難しい.そのため運動シグナルを活性化するような運動模倣薬の登場が切望されている.本稿では,運動後に血中濃度が上昇する分子を同定し,食欲と運動の関連を解明したLiらの研究を紹介する.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) Hawley J. A. et al., Cell, 159, 738-749(2014).<br>2) Li V. L.et al., Nature, 606, 785–790(2022).<br>3) Kim Y.J.et al., Lab. Anim. Res., 36, 3(2020).

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 59 (4), 330-330, 2023

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390577133276318080
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.59.4_330
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ