電解を複合した磁気研磨法に関する研究

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タイトル別名
  • Study on magnetic abrasive finishing combined with electrolytic process
  • Examination of machining characteristics in case of using pulse voltage
  • パルス電圧を利用した場合の加工特性の検討

抄録

<p>従来の平面磁気研磨法による金属平板における表面加工の加工時間を短縮するため,高能率・高精度の表面仕上げを実現することを目的にして,電解を複合した平面磁気研磨法を提案している1)2).具体的には,電解作用を利用して工作物表面に酸化皮膜を形成させ,さらに磁気ブラシによる機械的研磨作用で酸化皮膜を除去する新しい加工方法である.本研究は,A5052アルミ合金板に対して,表面均一性と仕上げ効率を向上するために,パルス電圧を利用して,加工特性に及ぼす影響について検討した.まず,パルス電圧と直流電圧を利用する場合の加工特性を比較検討した. 次に,パルス電圧を利用する場合の周波数が加工特性に及ぼす影響を検討した.最後にURMS 4 V,デュ-ティ比25%の矩形波パルス電圧を利用した電解複合加工実験とDC 4 V電解複合加工実験を行った.その結果,1 Hz,デュ-ティ比25%のパルス電圧が最適な加工条件であり,表面粗さを16 nm Raまでに仕上げられることが確認できた.</p>

収録刊行物

  • 砥粒加工学会誌

    砥粒加工学会誌 66 (10), 572-578, 2022-10-01

    公益社団法人 砥粒加工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390577133277558400
  • DOI
    10.11420/jsat.66.572
  • ISSN
    18807534
    09142703
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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