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- 有水 賢吾
- (国研) 森林研究・整備機構 森林総合研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Innovative Harvesting, Transport, and Yarding Systems in Forestry
抄録
2050 年のカーボンニュートラルの達成に向けて,CO2 の吸収源として森林が注目されている。しかしながら,日本の森林は半数が 50 年生以上の高齢級林であり収穫に適した時期を過ぎつつある。現在の森林を伐らずに維持することは将来的な森林での炭素吸収速度の漸減につながると予想される。したがって,今後森林を CO2 吸収源として持続的に維持するためには高齢級の森林の利用に加えて再造林を含めた森林の循環的な利用により森林の若返りを図り,さらに木材利用量を増やすことが重要である。また,今後人手不足が懸念される林業において森林を循環的に利用するためには,より安全で,より効率よく作業を行う必要がある。本稿では,森林の循環的な利用のために必要となる木材の伐採および搬出作業について,近年の自動化や新たな機械の開発の動向について示す。
収録刊行物
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- Material Cycles and Waste Management Research
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Material Cycles and Waste Management Research 33 (2), 144-150, 2022-03-31
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390577133277723520
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- ISSN
- 21874808
- 18835864
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可